つたをたつ

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ドラマ「今日から俺は!!」5話の感想、随分駆け足な展開だった印象

日テレドラマ「今日から俺は!!」5話の感想。

 

あらすじは東京のチーマーが千葉最強、三橋・伊藤の名前を聞き、わざわざ千葉までケンカを売りに行くというもの。原作では27,28巻に収録されているエピソード。

 

ドラマではいきなり東京からチーマーが出てきたが、実は原作ではその前段階の話があり、そこまで含めると大分長いエピソードになる。ドラマでどうやって扱うかなって考えてたけど、まさか1話に殆ど詰めてくるとは。以下感想。

 

東京からヤバイ奴らが来た

ヤンキー文化をテーマにしたこの作品では伊藤を筆頭に色々なキャラクターには、「侠気」とでも言うべきか、何か信念のようなものがある。そのあたりのシブさがヤンキー漫画の魅力の一つとなっているのだが、今回出てくる東京のチーマー達にはそれがない。腕っぷしは立つけれど、それを使って人を痛めつけて遊んでいる。「ケンカはレジャーなの」というセリフに、ヤンキー達とはまた違う、倫理観のなさ、タガの外れ方が見える。

 

原作ではそのあたり、なんとも生意気そうに、読者さえも苛立たせるように描かれている。

ドラマ今日から俺は!!5話のエピソードの元になった原作27巻の11ページ。チーマーが千葉に来たシーン

西森博之 今日から俺は!! 27  11ページより

中村倫也を始めとした俳優たちの演技はそこをよく演じられていた。見てて「あーこれこれ」ってなった。痛い目にあってくれ~って念じちゃう感じ。

今井をボコボコにするシーンは面白くもありながら、チーマー達の狂気もよく見えるようになっていた。ていうか監督は絶対今井好きだよね、何やらせても全部「今井」って感じの面白さになるし。

 

イマイチスッキリしきれないラスト

スッキリする、しない、は個人によって大分変わるけれど。

 

終盤、紅野(中村倫也)は味方を盾にして自分一人東京に逃げ帰ってしまう。それに策を講じ三橋伊藤は居場所を見つけ出す。これは漫画も一緒。

 

そこから原作では思いっきりぶん殴った上であらゆる嫌がらせを重ね、社会的に彼を破滅させる

勝手に彼を善人に仕立て上げた後、ある罪ない罪ぶっかけてドンドン彼の社会的評価を地に落としていく。

その上げて落とす過程がなかなかギャグテイストでありながらエグく、見ているこっちはスカッとするようにできているのだが。

ドラマ今日から俺は!!28巻で三橋が東京のチーマーを思いっきり殴るシーン

西森博之 今日から俺は!! 28  36,37ページより

みんな大好き、「舐められてた主人公が思いっきり圧倒するシーン」。

余談だけれど、既に28巻ということもあってか、初期に比べ三橋の凄みみたいなのがより分かりやすくなっている。この左上のコマが自分のお気に入り。

 

話を戻して。ドラマでは尺の都合上なのだろうが、三橋の復讐は大分手短に感じられた。このドラマはバイオレンスを抑えめにする代わりにギャグに力を入れている節があるので、三橋の卑劣な、セコい復讐をもっと描いてくれたら良かったんじゃないかなあと思った。

 

なんか二週連続でラストに難癖つけてるな。今週もきれいに纏まってると思うよ。

 

最後に

前回同様、比較的原作に忠実に話をなぞってキレイにまとめたなって感じの5話。意地でも毎回ムロツヨシ佐藤二朗を出してこようとする根性がちょっと笑えた。病室でのギャグパートはスベりきってたけど。

 

次回予告を見るに、来週は原作18巻の骨川先生の話。非力で歪んだ教師が元ヤクザの屈強な男を助手にしてヤンキー学生相手に威張り散らす話。この骨川先生の話、自分はあまり好きじゃない方のエピソードだから、来週はそんなに楽しみじゃない。どうせ見るけど。

 

来週で6話になるってのに、未だにドラマオリジナル回が来ないのにはちょっと驚いてる。原作に忠実であることを別段望んでいるわけではないから、そろそろぶっ込んでくるんじゃないかなと毎週ワクワクしているのに。

 

来週は、次回予告にあって原作にない、オリジナル要素となるであろう骨川・ヤクザ助手と開久周辺の絡みを楽しみにしておこう。

 

今日から俺は!!感想まとめ

毎週やってました。

 

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