つたをたつ

ゲームや映像媒体等娯楽についてのブログ。たまにエッセイも。

ドラマ「今日から俺は!!」7話は伝説のギャグ回の名に恥じない出来だった一方・・・

日テレドラマ「今日から俺は!!」7話を見ての感想。いつも通り原作の該当エピソードと比較していく。

 

あらすじは冒頭、今井に恥をかかされた三橋が、彼をビルに閉じ込め復讐を果たすというもの。

 

正直、あらすじでちょちょっと解説出来る話じゃない。原作14巻、15巻のエピソードが元になっている。

 

ドラマ開始以来最も原作に忠実な回だった

今まで何度かあった、オリジナルキャラクターを入れたり、複数エピソードを1話にまとめたり、という風な「実写化ドラマあるある」が今回は殆どなかった。極めて原作に忠実な回。細かい所のセリフや動きまで殆ど一緒。

 

ギャグの再現度もそのまんまといったところ。むしろ三橋のリアクションなんかは原作より面白かったくらい。壁越しに2人を映すシーンでメチャクチャ笑った。悲壮感漂う今井と、ひたすら裏で馬鹿にし続ける三橋の対比がはっきりしていて面白かった。

 

ドラマ今日から俺は!!7話のエピソードの元になった原作15巻の62ページ

西森博之 今日から俺は!! 15 62ページより

バナナの皮を食べさせてからの畳みかけるような「餌やり」、ここのテンポも素晴らしかった。

 

今週は普通に面白かったので本当に書くことがない

 

どうしても入ってくる教師陣と理子の親父

ちょっと7話の感想からは脱線するけれど。

 

今井と三橋の廃ビルでのやり取りがメインであるこの回、椋木他教師陣、理子の父親はどうやっても話の本筋に関わるはずがないのだが、今週も少ないながらにも出番をねじ込んできた。

これは別に今に始まったことではなく、毎週のように出てきているのだが。

 

やはり彼らはどうにもこの作品で浮いている印象

 

そこで思い出したのが、少し前に読んだこの記事。

 

news.nifty.com

実写化に臨む際の心境を、「漫画家本vol.8 西森博之本」(小学館)にて福田監督は以下のように語っている。

「当時『ヤンキーものがやりたい』とそこかしこで言っていた僕の目の前に現れた原作『今日から俺は!!』。大変失礼ながら一度も読んだことがなかったもので『ふふ。この原作ならファンの厳しい目線にさらされることなく気軽にやれるぞ!』と思いました」

 福田監督は、ヤンキーもののドラマを自由に作ってみたかった。『今日から俺は!!』への思い入れが契機ではなく、ヤンキー設定のドラマの新たな面白さを追求するつもり

 (上記記事より引用)

 

 

原作がギャグ漫画ということで、実写化するにあたって自分の得意な作風・パターンに落とし込めると思ったということだろうか。

 

今日から俺は!!という漫画、今では馴染みのない不良モノであることや、まず作品自体が古いことから、原作を完璧になぞってドラマにするのはやはり得策ではないと判断したのだろう。

それ故に、より堅実かつ受け入れられやすいコメディにするため、福田監督の得意なアドリブでの笑いを作れるキャラクターとしての椋木達が生まれたのではないだろうか。

 

しかし、ドラマが始まってから今週の7話に至るまで、椋木達がドラマの本筋に大きく関わったことは一度もない。

彼らは殆どドラマオリジナルといった具合のキャラクターなのだが、ドラマのストーリー自体は原作を上手いことなぞっているので、彼らがどうにも居場所を失っているように見える。

 

ドラマもそろそろ折り返し、最後の山場に向けてはきっとドラマ独自の展開も楽しめることかと思われる。その中でこのオリジナルキャラクター達がしっかりと居場所を見つけて、話の歯車になることを期待したい。

 

最後に

今週の第7話、開久との喧嘩回だった3話と同じくらい面白かった。面白さのベクトルこそ違えど、お気に入り度で言えばいい勝負。やはり外さない回だった。

 

次回予告を見るに、来週はヘルメット男回かな。12巻で出てきたおっかない新入生。

 

ただ、このエピソード自体はドラマの1話にするには少し短すぎるような気がする。

予告にもあるように、教師を絡めてきたり、また原作でも一瞬あった開久とヘルメット男の関係を掘り下げたりするのかもしれない。

(もっとも、原作を読んだ人ならヘルメット男の行く末と次回予告を比較して首をかしげるだろうが)

 

個人的にはこの話、三橋と理子の関係を語る上で大事な話だと思っているので、結構お気に入り。

 

あと、先週6話ラストで伊藤のところに京子ちゃんが助けを求めに来たの、あれなんだったんだ?今週もそれに触れてないよね?何か見逃したかな。

 

ともかく、来週も楽しみだ。

 

今日から俺は!!感想まとめ

 

cut-vine.hatenablog.com

 

毎週やってました。