つたをたつ

ゲームや映像媒体等娯楽についてのブログ。たまにエッセイも。

3年A組―今から皆さんは、人質です―は「感動必至!涙の爆弾金八先生2019」にタイトルを変えてはどうだろう

日テレのドラマ、3年A組―今から皆さんは、人質です―4話の感想を書く。

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正直酷い出来だった。見るのやめようかと思ったもん。何書こう。

 

 

毎話毎話後出しで次の話に繋げるスタイル

このドラマ、次回気になります????私はなりません。

毎度毎度新しい謎を後出ししてきて、来週はそれについて考えます、なんてスタンス。一つ話が終わったと思えば「実は更に悪いやつがいて~」なんて感じで話を引っ張り続けていく。それぞれの話の繋がりは弱い。一話完結の連続不良更生ドラマ?

それぞれの話を締めくくるのは柊先生の"いい話"。みんな涙ながらに自分の非を認め自供していく。柊先生の言う毎日20時までのタイムリミットの中では殆ど話し合いなんかしてない生徒たちが先生が来た途端に急に情緒的になって自分語りを始める様はもはや滑稽。こんな素直な子たちなら監禁なんてわざわざしなくていいじゃないか。うすっぺら~~~~~~いお涙頂戴、私は何を見せられてるんだ。

 

だんだん柊先生の目的がブレていく

そもそも話がどんどん影山の死から離れていっている。というかそもそも柊先生の目的って何だ?

  1. 影山の死について生徒全員で真面目に考えてもらう
  2. 影山の死を取り巻く一連の事件の真相を暴く
  3. 色んな生徒の失敗を他の生徒にも見てもらうことでみんなで成長する
  4. 自分の過去にある何かしらの失敗の精算

今自分に考えられるのはこれくらい。

1の場合、宇佐美の件でクラス全員で影山を無視した事が判明した時点でクラス全員が付き合い続ける必要はない。なんで甲斐の家の事情をみんなで見届けてやらなきゃいけないんだ。

2の場合、柊先生が真相を大まかに掴んでいるフシがある(でないとベルムズが関わっている事に先にたどり着くのは不可能)ので、やはりこれだけの事をする必要はない。

3かな?柊先生は人生論を語るのが大好きなので他人の失敗を教科書にみんなで立派なオトナになろう!夢が叶わなくても腐るな!なんて事を極めて大事としてやりたがっているのかも。

ただその場合、影山の死は一連の授業を始めるきっかけにしかならない。あんなに影山を大事にしていたのに?

4だとすると、ベルムズ絡みの事件を解決するにあたって生徒たちを意図的に庇護下に置いたとも考えられなくもない。先生の元同僚もベルムズを知っている様子だし、この監禁をきっかけに、何か大きな事件を解決しようとしているのかも。

ただ、その庇護は甲斐の家族を始め色々な人に手が回ってないのを考えると明らかに不十分。というかもっと賢いやり方はいくらでもある。

 

どれにしても、柊先生の行動に一貫性がない。話がブレブレ。いろんなエピソードを毎週無理やり繋げているうちに先生のやりたいことが分からなくなってきた。

 

何の必要性もないアクション

4話であったアクションは甲斐が弱った柊に勝負を挑んだ場面と、刑事郡司がベルムズの岸を組み伏せた場面の2つ。どちらも取ってつけたような場面で必要性を感じない。前者は柊が弱ってるって分かってるならまたみんなで襲いかかるほうが確実にクレバーだし、後者は大手の反社会組織の本部と分かっていながら警官2人で乗り込む理由が分からない。どちらも無理やり見せ場を作り出したように思えて冷めてしまった。

まあ甲斐の方はクラスで仲間を失いつつあったというのもあって一人で挑むのは分からなくもないけど…

 

いいかげんなディティー

 色んな所がいい加減。立てこもりが起こって現地で対応する警官が3人とか、4日も学校で暮らしてるのにみんなサラサラの髪だったり、押しかける保護者が10人いなかったり、緊迫感のない教師がいたり。武智先生の出てくるシーン、全部スベってるぞ。

3年A組―今日から皆さんは、人質ですの4話 臭いシーン

3年A組―今から皆さんは、人質です―4話 04:53より引用

風呂に入ってないけどみんな髪がサラサラ、こんなんでクサイクサイ言われてるのはちょっと笑っちゃった。役者のイメージ第一なのかな?衣装とか髪とかもっと汚せばいいのに。

色々な設定が甘い、あるいはその描写が甘いせいでどんどん話が安っぽくなっていく。

 

そもそもベルムズって何だよ、劇中のスペルBERUMUZUだったよね?半グレなんて言われて跋扈しているんだよね?

3年A組―今日から皆さんは、人質ですの4話 BERUMUZU

3年A組―今から皆さんは、人質です―4話 15:28より引用

半グレ集団、Berumuzu

カ、カッケ~~~!!

 

美術スタッフ爆笑しながら作ってるだろ。このスペルのダサさ、一周回って伏線か?こんなのに脅されてるんです~なんて訴える甲斐君を見て本気で感情移入出来ます?私は出来ません。

 

 

重厚感のある学園サイコホラー、ミステリードラマじゃなかったの?

このドラマ、設定だけ見るとすごく大作っぽい。一人の生徒の自殺を取り巻くクラス全体の不和、教師の重たい過去、無作為に殺されていくクラスメイト…
と、いうような感じで視聴前の期待はMAXだったのに、肝心の本編は細かな設定を曖昧にしたまま始まったせいで、視聴前の期待と見ているものの乖離が週を重ねるごとにどんどん大きくなっていく。

こっちはスリルとドンデン返し、揺れ動く人々の思惑、そんなものを見られると思っていたら、生徒たちは一斉に踊りだすわ、毎週薄っぺらいお説教でみんな順番に改心していくわ、どんどん期待を裏切られていく。

 

最初から「感動必至!涙の爆弾金八先生2019」みたいなタイトルならもっと気楽に楽しく見られたかもしれない。ジャンルは爆弾監禁バラエティ。

とにかくそれくらいリアリティも緊迫感もない。見てて、こっちは何に付き合わされてるんだって気持ちになる。

 

そもそも放送前から生徒のど~でもいい情報ばっかりプッシュして、まるでアイドルグループの宣伝をするみたいにドラマを宣伝していた公式サイトを見てなんとなくこのドラマの方向性について気づくべきだったんだよな。

 

来週からは大人しくまいんちゃんを応援するドラマとして視聴します。

 

 

最後に

実はこの記事、本来は4話の感想として書くつもりだったんだけど、4話までの不満についての記事になっちゃった。5話は今から見ます。

 

ただまあ、もう真面目にこのドラマを見る気はサラサラない。もう好きにすれば?って感じ。元々期待してたことは捨てて、真っ白な気持ちで視聴しようと思う。

 

書き終えた今、気分がなんだか晴れやかだ。

 

 

3A感想記事まとめ

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毎話ごとに書いてます。